「思考は現実化する」
と言いますね。
ところで、思考って、どうやってしていると思いますか?
人間は、言葉を使うことで思考しています。
ですから、どんな言葉を潜在意識にインプットしていくのかによって、人生のなかで体験する現実が変わってゆきます。
それは、過去にどんな言葉やイメージを潜在意識にインプットしてきたかによって、一人ひとりの現在の選択や決断や行動というアウトプットや引き寄せる現実が決まってくるからです。
もしも今、現実に不満があるのであれば、不満な現実を作り出す言葉(思い込みや信念)が自分の潜在意識のなかにすでにあるということなんです。
思い込みや信念は、生まれてから育ってくる環境のなかでインプットする言葉やイメージによって作られます。本人が気がつかないうちに思い込んでしまっていることがほとんどです。
そのため、思い込みの通りに選択や決断や行動し続けるために、思い込み通りの現実を次々に引き寄せて体験し続けてしまって、ますます思い込みが強固なものになっていきます。
気がつかないうちに、本人にとって不利益なネガティブな思い込みを持ち続けて、ネガティブな現実を繰り返す人がたくさんいます。わたしも、その一人でした。まさか自分が幼い頃から信じて疑わない信念が原因で嫌な目に遭っているとは、ちっとも気づけないでいました。
しかも、そのネガティブな思い込みや信念のほとんどは、間違ったまま思い込んでいるんです。
たとえば、
自分は〇〇だから、ダメだ。
自分は〇〇だから、できない。
自分は〇〇だから、しあわせになれない。
自分は〇〇じゃないから、しあわせになれない。
〇〇しないと、嫌われる。
苦労しないと、成功できない。
などのネガティブ思考は、いつの間にか思い込んでいただけで、真実ではありません。
「え? だって、非常識な人は嫌われるでしょ? そんなの常識でしょ?」
と思わず言いたくなるかもしれませんね。
だけど、自分が常識だと思っていることが、別のだれかにとっては非常識だったり、反対に、自分が非常識だと思っていることが、別のだれかにとっては常識だったりします。
人間は、一人ひとりが、「それぞれの思い込み」というフィルターを通してでしか現実を観ることができないからです。
社会や国家という大きな集団が作っている常識というのもありますが、「常識とは、エゴが作った思い込み」という認識を忘れなければ、真実を観ることができるようになると思います。
「自分が常識だと信じ込んでいることって、もしかしたら自分勝手な思い込みなのかも?」
と一度、疑ってみることも大事だと思います。
特に、自分や他人の可能性を制限してしまうような否定的な考えは、間違った思い込みの可能性があります。
つまり……
育ってきた環境で、周りの人に言われる言葉がネガティブ思考だっただけであって、もしも個人個人のエゴがジャッジしなければ、真実は今この瞬間には、だれもが、すべてにおいて、常にニュートラルなんです。
だから
今から、自分が楽しみに思える目標を叶えて喜んでいるイメージや言葉を、潜在意識にインプットしてゆけばいいんですね。
アファメーションで
健康や成功が実現する理由とは
言葉でインプットするには、「アファメーション」という潜在意識に働きかける自己暗示が効果的です。
アファメーションのポイントは
もうすでに目標が叶えられていることを五感でイメージしながら
「わたしは、〇〇になっています」
「わたしは、〇〇になりつつあります」
と「肯定的な断言」をする言葉で、自己暗示することです。
潜在意識にインプットするには、リラックス状態の瞑想中や睡眠の前後に、自分の願望を短い文章にして唱えます。
あるいは、時間を決めずにリラックスして一日に何回も唱えると、言葉が潜在意識に落とし込まれやすくなります。

