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その生きづらさの元は

アダルトチルドレンだからかも?

​アダルトチルドレンになる原因は?

人間関係のトラブルがあると、いつも思い悩んでしまう……

罪悪感や自己嫌悪でいっぱいで、いつも自分自身を責めてしまう……

いつも許せない人が現れるせいで、嫌な目にあってしまう……

などの問題によって、辛い日常が続いていませんか?

また、次のような心理的な苦痛を感じていませんか?

  • 「他人と比べて、自分は劣っている、損をしている、しあわせではない」と思っている。

  • 「​誰も自分のことをわかってくれない」という不満、怒り、相手を責める気持ち、悲しみ、孤独感を感じている。

  • 「自分なんて必要のない人間だ」という無価値観を感じている。

 

  • 劣等感や罪悪感にさいなまれて、自己嫌悪におちいることがある。

 

  • 何をしていても心が満たされることがなく、心がまるで空っぽのような虚しさを感じている。

 

  • いつも現実に満足できずにストレスを感じて、慢性的な不満やうつ状態になることがある。

 

  • 「自分はどうせ何をやっても無駄」に思えて、無気力になり、うつ状態になることがある。

 

  • 何らかの刺激がきっかけになって、過去の体験で感じた感情が甦ってくると、様々な身体反応などを引き起こすフラッシュバック(PTSD)がおこる。

 

  • 「自分の両親、あるいは自分たち夫婦は、毒親だ」と思っている。

 

  • 育児ストレス、育児不安、育児ノイローゼなどで苦しんでいる。

  • 対人恐怖やコミュ障(コミュニケーション障害)などのために、活動範囲が狭くなったり、ひきこもってしまったり、人間関係が面倒になると逃げ出したくなる。

 

  • 親子関係、嫁姑、親類縁者などの人間関係が、強いストレスになってしまう。

 

  • ギャンブル、アルコール、向精神薬などの薬物、買い物、SNS、スマホ、インターネット、ゲーム、甘い物の過食、SEX、喫煙などの問題行動をやめても、再び何かに依存せずにはいられなくなる。

 

  • 親子、夫婦、恋人、友達、上司と部下などの人間関係で、共依存(きょういぞん)関係になり、人間同士の対等な尊厳を守れず、尊厳を踏みにじったり、踏みにじられたりする。

  • 心身症(PSD)による慢性的な体調不良に悩んでいる。心身症の場合は、心の苦しみだけでなく、身体に症状が現れる。胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸炎、喘息(ぜんそく)、高血圧、蕁麻疹(じんましん)などの疾患がある。心理的な原因によって緊張状態が続いたために、自律神経などに異常をきたすと、身体に症状が現れる。これらの治療では、身体的治療だけでなく、心理的な治療によって生体恒常性(ホメオスタシス)を整えて自然治癒力を引き出すことが重視される。

 

  • 不安神経症、パニック発作、パニック障害などに苦しんでいる。漠然とした恐怖や不安な考えにとりつかれると、呼吸困難、動悸、嘔吐(おうと)、悪心(おしん)、頻尿、疼痛(とうつう)などの身体症状がおこる 

  • 強迫性障害(強迫神経症)に苦しんでいる。強迫性障害は、恐怖や不安や不快な思考が浮かんでくると、抑えようとしても、自分の意思では抑えられずに、自分でも不合理で無意味だとわかっていながら、強迫的な思考や行動を反復してしまう。同じ思考を繰り返してしまう「強迫観念」によって苦しくなると、この「強迫観念」を消すために同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」をしてしまう。

 

  • 将来への​漠然とした不安や恐怖、あるいは過去や現在ちゃんとできないことに対しての罪悪感、罪を贖いたい(あがないたい)気持ちなどが心に付きまとい、なにをしていても人生を楽しむことができない。

 

  • 自己実現できず、思い通りにならない自分の人生に納得できない。

などの生きづらさを感じていませんか?

もしも、このような苦しみが続いているとしたら、アダルトチルドレンの可能性もあります。

アダルトチルドレン(AC)とは?

アダルトチルドレンという言葉を初めて聞くと、「子どものような大人」と単純に連想するかもしれません。

アダルトチルドレンは、「問題のある家庭の中で子ども時代を生きて、大人になった人」です。

問題のある家庭の中でさみしさや怒りを懸命に抑圧するしかなく、子どもらしいのびのびとした子ども時代を生きることができなかった子どもは、大人になってから様々な生きづらさに苦しむ場合があることがわかってきました。

問題のある家庭とは、虐待やDVをする親がいる家庭、薬物依存症・アルコール依存症・ギャンブル依存症の親がいる家庭、極端に厳格な親がいる家庭、うつなどの問題のある家族がいる家庭などです。

 

このような問題のある家庭を機能不全家庭と呼びます。

 

機能不全家庭で育ったために、成人しても心理的外傷(トラウマ)を持っている人をアダルトチルドレン(AC)と呼んでいます。

近年では、「幼少時代から親の愛情を受けられず、身体的虐待・精神的虐待、過保護・過干渉を受け続けた結果、子ども時代に受けたダメージを成人しても解消できずに悩んだり、社会生活にうまく適応することが難しかったり、生きづらさを感じて苦しむ人」をアダルトチルドレンと呼ぶこともあります。

この捉え方で近年の日本を観ると、国民のほとんどがアダルトチルドレンになっているともいわれています。

 

このような社会になった背景として、近代の戦争や競争社会の中で生きているなかで、家族同士が being (いまここで、あるがままに、存在そのものを認める……無条件の愛)を見失い、having 、doing (お金・物質・地位・名誉などの付加価値を得ること、そのために行動すること)に偏重した価値を見出すようになり、条件付けの愛で交流するようになったために家族の絆・親子の絆が不健全という問題が考えられるでしょう。

 

このように家族の絆が不健全な状態の家庭で、子どもが悪影響を与える親のもとで育つと、成長してからもトラウマ(心の傷)を解消できるまでは精神的な悪影響を受け続けてしまいます。子ども時代にさかのぼってトラウマを解消する何らかのメンタルケア(心理療法)が必要なこともあります。

ところが、アダルトチルドレン特有のトラウマの重大さが理解されない場合には、「アダルトチルドレンは、いい年をして自分の未熟な部分を親のせいにする幼稚な大人だ」などといった誤解を受け、批判されることがあり、問題になっています。

 

※英語圏では、Adult Children of Alcoholics(アルコール常用者の家庭で育った成人した子供)、ACOA、ACAと呼ばれます。単に「アダルトチルドレン」と言った場合、英語圏では成人した子どもを指します。

 

アダルトチルドレンの状態と

そうではない状態との

決定的な違いとは?

悪意(自分や他者の心や身体を傷つける等)に対しての罪悪は除いて、

 

  • 自分の考え方や行動を自分の個性だと認め、あるがままの等身大の自分を受容している

 

  • なおかつ他者の考え方や行動を他者の個性だと認め、あるがままの等身大の他者を受容している

 

このように、あるがままの自分と他者を受容し、たがいの尊厳を認められるなら、アダルトチルドレンの状態ではないといえるでしょう。

 

反対に

 

  • 習慣的に、あるがままの自分あるいは相手を認めることができずに、責めてしまう

 

  • 習慣的に、現状に不満があり、自分あるいは相手への「ゆるせない、このままでは駄目だ」という想いに執着してしまう

 

つまり、過去の自分や相手の落ち度に執着したり、あるがままの現実を受け入れることができずに責めたりしているとしたら、アダルトチルドレン特有の生きづらさを感じて苦しんでいる状態なのかもしれません。

♥アダルトチルドレンを癒し

 あるがままの自分と他者を受容し

 本来の健やかな自分を生きるために

アダルトチルドレンについての記事はこちら

 

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