対処療法の限界と自然治癒の無限の可能性

対処療法の限界と

自然治癒の無限の可能性

アメリカ・ホリスティック医学協会のロゴマークは一本のつえにヘビが巻きつき、そこに三つの輪が重なり合っている図柄である。ヘビが巻きついたつえは「アスクレピオスのつえ」といわれる医師のシンボルであり、三つの輪はそれぞれ、完全な人間の三大要素である身体性・精神性･霊性をあらわしている。現代医学は物質的な身体だけに着目して精神性と霊性を無視しているというのが、ホリスティック系の医師に共通する信念なのだ。

出典

　痛みなどの自覚症状や検査データなどの情報で得られた病変自体を化学薬品や手術などの対処療法で取り除く、という治療が現代医学では一般的にひろく行われています。これは急を要する病気のときに効果的な治療法です。

　その反面、一時的に治っても再発することがあったり、慢性的な病気を治すことはできなかったり、化学薬品の副作用や外科手術による免疫力の低下によって他の病気を併発したりします。そして化学薬品の副作用や併発した病気をさらに化学薬品で抑えようとして、化学薬品の種類や量が増えていく……というマイナスの連鎖におちいることもあります。これらが対処療法による治療の欠点であり、限界といえるでしょう。

　しかし、対処療法の限界にぶちあたったときこそ、本気で自分たち自身の健康について真剣に取り組むチャンスを得るのだと思います。

　現代医学だけに依存するのをやめたとき、先人たちのすばらしい知恵の恩恵を受けることができるのです。

　陰陽五行・中医学・東洋医学・アーユルヴェーダ・整体・ヨガ・マッサージ・ホメオパシー・アロマテラピー・リラクゼーション・太極拳・自然療法・自然食療法・心理カウンセリング・ヒーリング・催眠療法・こころの浄化などによる心身の手当てを学び、生活にとり入れることで、霊性とこころと身体の健やかなバランスをとり戻すことができます。

　そして、病の原因を根本から消したり、自然治癒力を高めることによって治癒させることができます。人間には、健康なこころと身体を蘇らせる力がそなわっているのです。

　以下に、アンドルー・ワイル著の『癒す心、治る力』より「自発的治癒」の知識の大切さについて書かれた文章を引用いたします。