あいとまこと　山里で田舎暮らし始めます​

健やかな美しい髪を維持するには、土台になる頭皮を良い状態に保つことが大切です。

 

もし、シャンプーのたびに、強力な洗浄力の合成洗剤で根こそぎ皮脂を落としていると、皮膚にいる常在菌が住めなくなってしまいます。皮脂がなくなると、常在菌は餓死してしまいます。
 
わたしたちの皮膚には常在菌が住んでいるから、黄色ブドウ球菌・緑膿菌・白癬菌などの病原菌を減らせるのです。ですから、皮膚に常在菌を住めなくしてしまうと、病原菌類が繁殖して毛穴に入り込み、吹き出物などの肌トラブルを引き起こします。

 

 

それに、皮脂の取り過ぎも皮脂分泌過剰になる大きな原因です。合成洗剤で洗うと、皮膚から水分が蒸発し、乾燥してカサカサになります。すると、皮膚は水分の蒸発を防ぐために、失った皮脂を補おうとして多くの皮脂が分泌します （通常の皮脂分泌の約１．５～１．８倍にもなるといわれています）。過剰に分泌された皮脂が毛穴につまると過酸化脂質になり、痩せ毛、抜け毛、薄毛の原因になります。

 

余分な皮脂汚れは過酸化脂質となって頭皮や毛母細胞を老化させるので、洗い落とす必要があるのですが、普段は適度な皮脂が頭皮を守っています。

ところが、合成界面活性剤入りのシャンプーが必要な皮脂まで洗い落としてしまうと、合成界面活性剤が頭皮の角質に侵入してしまいます。すると、頭皮には赤み、痒み、ニキビなどのトラブルが発生します。毛母細胞と頭皮の新陳代謝が低下する悪循環が続いてしまうので、抜け毛や痩せ毛の原因にもなります。

 

 シャンプーに含まれている合成界面活性剤は、たんぱく質溶解作用によって髪や頭皮を徐々に溶かします。髪のキューティクルが溶けると、髪は細く腰がなくなり、枝毛、切れ毛になりやすくなります。また、頭皮のバリアゾーンが破壊されて毛母細胞を傷めてしまうと、健康な髪を作れなくなるため、白髪・薄毛になりす。

 

 

このように合成シャンプーで頭皮が不健康になると、脱毛の原因になります。これが、近年、女性の薄毛が増えている大きな要因です。