「自然治癒力をいかして生きたい」
という意思
自然治癒力について無関心だったころは、食生活は乱れていましたし、体調を崩したら薬を飲んで治すのが当たり前のことだと思っていました。
三度の食事をしっかり食べたあとに必ず甘いものを食べないと気がすまないほどの甘いもの中毒で、白砂糖や酸化した油脂を過剰に摂り続けていました。その結果、疲れやすくなったり、イライラしやすくなったり、気分の落ち込みや倦怠感を強く感じるようになったり、胃痛や吐き気や下痢などの胃腸の不快感が日常的になったり、風邪を引きやすくなったり、冷え性になったり、神経痛になったり、生理不順や無排卵月経や無月経になったり……とにかく、さまざまな体調不良が常につきまとうようになっていました。
それなのに……
「こんなに不健康なのは生まれつき自分の身体が弱いせいだ!」
と子どものときから、ずっと思い込んでいたんです。
わたしは本書に 「自発的治癒」 (Spontaneous Healing) というタイトルをつけた。治癒というプロセスの内在的・内因的な特性に読者の注意をうながしたかったからだ。治療が好結果をもたらしたときでさえ、その結果とは、別の条件下ではなんら外部からの刺激なしに作動したかもしれないような、もともと内部に備わった治療機構の活性化そのもののことなのだ。 本書のテーマはとても単純だ。からだには治る力がある。なぜなら、からだには治癒系 (ヒーリング・システム) が備わっているからだ。健康な人でも治癒系について知りたいと思うにちがいない。いま健康でいられるのは治癒系のはたらきのおかげであり、治癒系にかんする知識があればより健康になることも可能だからだ。もし不幸にしてあなたが、またはあなたの愛する人がいま病気であれば、やはり治癒系について知りたいと思うだろう。なぜなら、治癒系にかんする知識こそが回復への最良の希望になるからだ。
出典

薬に頼るのが当たり前だったわたしが
「自然治癒力をいかして生きたい」
という意思をもったきっかけ

そうして、いったん本来の健康に意識を向け始めると、さまざまなところから「自然治癒力をいかして生きる知恵」 を次々にキャッチできるようになっていきました。
自分自身のこころと身体の健康を育むには、自分が自分をたいせつに扱うことから始める必要があるのでしょう。自分の内面と外面とにしっかり向き合い、バランスを調整しながら日々育んでゆくものだと感じます。
家族や周囲の人たちや自らの健康を育むための知識をすべての人が身につけることがとても大切だ……と、これまでの自分と家族たちの体験を通して、痛感しています。
以下に、アンドルー・ワイル 著の 『癒す心、治る力』 より 「自発的治癒」 の知識の大切さについて書かれた文章を引用いたします。
しかも、暴飲暴食をして胃が痛くなれば胃腸薬の他にも、胃痛を抑えるために処方されたロキソニン(鎮痛剤)まで飲む……という、今では考えられないような悪習慣が当たり前でした。
化学薬品や食生活の乱れやストレスで腸内環境が悪くなったり血流が悪くなって免疫力が低下して、年がら年中、風邪を引きやすい状態でした。それで、風邪気味だなと思うと、すぐに抗生物質を服用することを繰り返していました。そのため身体の善玉菌がいなくなった状態が長期にわたって、さらに免疫力が下がり、体内の日和見菌のカンジダ(真菌)が増殖して日和見感染しカンジダ膣炎にもなりました。
このころからようやく、砂糖や薬には気をつけなければならないということに気づき始めました。
わたしたちは、現代医学だけに依存するのをやめたとき
先人たちのすばらしい知恵の恩恵を受けることができるのです。
本人の自覚していない過去のこころの問題が
病気の発症に大きく影響していたりすることがあります。
ネガティブな思い込みが、こころのバランス・身体のバランス・こころと身体のバランス・自然とのバランスを乱れさせ、病などの不都合な現実をつくってしまうことがあります。
ストレスホルモンが出すぎると免疫力が低下します。
こころと身体は密接につながり、免疫系のバランスが保たれています。
合成界面活性剤が人体に危険な理由とは?
どうして、使い捨てナプキンや紙オムツが冷えるのかというと、水分を固める高分子ポリマーが、熱をとるシートと同じ素材だからです。
Pick up
