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何のために生まれて来て
何のために生きているの

いまここに存在していること自体が尊い

  • 執筆者の写真: naoko-takemoto
    naoko-takemoto
  • 2017年8月17日
  • 読了時間: 5分

世界は混乱し、人々は深い絶望や無力感に襲われ、自ら命を絶つ人は増加し続けています。

わたしたち人間は、いったいどうして、こんなに悲惨な状況に自分たちを追い込んでいるのでしょうか?

今こそ、混乱や絶望や無力感という苦しみが生み出されている根本に目を向け、一人ひとりが向き合う必要があるのでしょう。

「変容の緊急性」について書かれたエックハルト・トール氏のご文章を引用いたします。

*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o

生存を脅かす根源的な危機に対処する――これがいま、人類に突きつけられた課題である。すでに二千五百年以上も前に古代の知恵ある教師たちが見抜いていた、そしていまは科学技術の発達によってますます拡大されつつある、人間のエゴイスティックな思考に固有の機能不全、これが初めて地球上の生命の存続を脅かしている。

(中略)

 地球上の相当数の人々が(まだきづいていないとしても)まもなく気づくだろうが、人類はいま、進化するか死滅するかという重大な選択を迫られている

(中略)

 変化は人々の心や思考よりも深いところで起こっている。それどころか新しい意識の核心は思考の枠を超えるところにある。思考よりもはるかに広い次元が自分自身の中にあることに気づく新たな能力だ。そのとき人は自分のアイデンティティを、自分が何者であるかの根拠を、いままで自分自身と同一視していた絶え間ない思考の流れには求めなくなる。「自分の頭のなかの声」が実は自分ではないと気づくと、すばらしい開放感を味わう。では自分とは何なのか? 自分とは、思考する自分を見ている者だ。思考よりも前にある気づきであり、思考が――あるいは感情や知覚が――展開する場である。

 エゴとは、形への自分の同一化にすぎない。その形とは何よりも思考の形である。

 悪に現実性があるとしたら――絶対的な現実性ではなく相対的な現実性だが――それもまた形(物質的な形、思考の形、感情の形)との全的な同一化と定義できる。そのために、自分が全体とつながっていること、すべての「他者」及び「生命の源」と本質的に結びついていることをまったく認識できない。この結びつきを忘れること、それが原罪であり、苦しみであり、妄想なのだ。

 この分離、分裂がすべての考え、言葉、行動の底流にあり、それらを律しているとしたら、人はどんな世界を生み出すか? その答えを知るには人間同士の関わりを眺めれば、歴史書をひもとけば、あるいは今夜のテレビニュースを見ればいい。

 人間の心の構造が変化しなければ、私たちはいつまでも基本的に同じ世界を、同じ悪を、同じ機能不全を繰り返し創造し続けるだろう。

出典:

わたしたち人間は、たくさんのことをしたり、たくさんのものを得たりすればするほど、たくさんのしあわせが手に入る。

かというと……、そういうわけではないですよね?

たいていの場合、たくさん体験したくて、たくさん欲しがっているのはエゴだから、エゴをいくら満足させてあげたところで、実際には、「純粋なしあわせ」を感じているわけではないからです。

というわけで

「エゴを満足させることを我慢できずに、一体なぜ、こうも、たくさん得ようとして走り続けているのか?」をいったん立ち止まって考えてみる

ということがとても重要になってきます。

エゴが強く大きくなればなるほど、「欲するものを得られない!」という不満や不安が強く大きくなり、「他者よりも少なくしか行動できていないし、得ていない自分は、無価値だ」という思考に囚われてしまい、苦しみが増し続けます。

もっともっと……と際限なく膨らんで強大になったエゴの思考に、自分が支配されてしまうのは、とても愚かで悲しいことです。

反対に、エゴが小さくなれば、欲が減り、「今あるもので十分だ」と感じられるだけでなく、「今あるものに対して感謝の念」が湧いてきます。

さらに、「今のすべてが自分に与えられているのは、目に見える物質を越えた目に見えないたくさんのつながりのお陰なんだ」と気づけます。

そして、「目に見えないものに支えられて生きている」ということに気づくと、「すべての存在や大いなる存在の愛」をかんじて感謝の念があふれるでしょう。

ですから、「小欲知足」「清貧」というのは、けっして我慢や苦行で楽しみが少ないというわけではないのですね。

物質的な次元にとらわれずに、目に見えないものをかんじられるようになると

「ゆったりとした時の流れのなかで、being (存在そのもの) をいとおしいとかんじる気持ちや感謝があふれてきて、しあわせに充たされる」

という大いなる喜びがあるのです。

ところが、being (存在そのもの) (いまここに存在していること自体が尊い) を見失い、エゴの思考に自分を支配させてしまうと、すべての存在とのつながりや愛を忘れさせます。

そして、「エゴの思考特有の分離、分裂意識」に支配されるため、「他者よりもより優れていることで自分の価値を高めよう」とするために、エゴイスティックな競争や戦いの苦しみでいっぱいの現実を生み出してしまっています。

悲しいことに、そんなエゴイスティックな狂気に満ちた世界の中には、お金の力と暴力や権力で生き残ろうとする強大な組織が生み出され、彼らは世界中を巻き込んで戦争を仕掛けたり、戦略的にお金と権力をむさぼり集めてさらに強大にし、すべての頂点に君臨していきます。

すべての存在が広大な宇宙のなかで唯一無二のかけがえのない存在であるとともに

すべての存在はたがいに支えあって存在しているということを思い出し

自分を含めたすべての存在には、何があっても増減することのない価値があると認め合い、尊重し合い、愛し合っていたい

と思います。

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