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何のために生まれて来て
何のために生きているの

あなたは 「中心をはずさずに」 いられますか?

  • 執筆者の写真: naoko-takemoto
    naoko-takemoto
  • 2017年7月15日
  • 読了時間: 4分

カウンセリングするときの河合隼雄氏は、ただただ「まっすぐに相手の話を聞く」といいます。

「ほとんど僕の場合は、話を聞いているだけのことが多いです。できるかぎり、まっすぐ聞こうと思ってます」

と話されていました。

どんな人も、それぞれの心のなかにある問題を解消するには、自分自身の心が変化する必要がある。だから、第三者が早急に相手の心を変化させようとしてもうまくいかない。

相手が内側から自然に変わってゆくのを、ただ信頼して見守る。

もしも、そんな存在がいてくれたなら、人はみずからの力で本来の健やかな心と身体を取り戻すことができるだろう。

愛のエネルギーは本当に偉大だと感じずにはいられない。

河合隼雄氏の対談での

「中心をはずさずに」

とはどんなことなのかを述べられたお話を

引用いたします

*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o

「中心をはずさずに」

河合 だからうまいこといっているときは、僕は聞いているだけで、その人が自分で考えて、自分でよくなっていかれます。

 本当にそういった人、いますよ。「もう本当に、きたときに比べたら、ものすごくよくなりまして。先生のおかげといいたいけれど、おかげとは思いませんね」と(笑)。つまり、僕はなにもいうてませんからね。自分でしゃべって、自分で考えて、自分で解決されたからです。

茂木 壁に向かって話しているのとは違うわけですよね。

河合 壁に向かって話すのはだめだし、自分で考えると、絶対、堂々めぐりします。ところが生きている人間が正面から聞くと、堂々めぐりが止まるんです。もうそれだけで僕を頼りにきてるんじゃないかな、と思うくらいです。(中略)

茂木 基本的に、まっすぐに受け止めて聞いてさえいれば、相手は変わるはずだということですか。

河合 まあ、間違いないくらいですね。だけどね、そんなこというけれど、それはほとんど不可能なんですよ。まっすぐに聞くなんていうことは。

 ちょっと話変わりますけれど、ふつうよりすごい幻聴や幻覚で、「CIAにつけ狙われている」とか「今夜、敵が攻めてくる」とか、そういう症状でこられる方は、うっかりすると、それは統合失調症になっていきますね。

 ところが、そういう人のなかで、「薬物による症状ではない」「急性である」と、このふたつの条件に当てはまる患者を治していく、ジョン・ペリーというアメリカの学者がいたんです。(中略)

 そのジョン・ペリーさんに、「どうやって治していくんですか」と訊いたら、相手がきたとき、いつもずっと端にいるんですって。ずっと端にいるんだけど、「中心をはずさずに」そこにいる。それができれば、その人は治ると。(中略)

 自分の。中心をはずさずにそこにいること。ただもうそれだけなんです。

 その部屋は、くるなり、死のうと思って、壁にバーンと頭をぶつけたりするような人がいるから、壁なんか全部柔らかくしているし、それから一人で会って、飛びかかってこられたりすると困るから、必ずもう一人か二人と部屋に入っているんですけれども、ペリーさんは何をしているかといったら、そこでただ、「中心をはずさずに」座っているだけですと。(中略)

 ペリーさん、老子が大好きなんですよ。老荘の考え方(古代中国の道家の思想。「無為自然」を説く)をやっている人なんです。(中略)

 そのペリーさんが六十歳ぐらいで、辞めたんです。「ペリーさん、なんで辞めたんですか」といったら、「もうこの年ではできない。もうあれほどエネルギーの要る仕事は、これまでだ」といわれた。(中略)

茂木 その「中心をはずさずに」というのは、ふつうの意味で動揺しないとか、自我が確固としたものとしてあるというのとは違うんですよね。

河合 そういうことではなくて、彼は老荘的に生きている人だけれど、僕も自分の心のなかではそれがありますね。

出典:

心や身体に苦しみを抱えている人は

人間にとって最も大事な「尊厳」

を見失っていることがあります

しかも

人間がいったん

自分の「尊厳」を見失ってしまって

心や身体に異変が現れてきてしまうと

簡単には

取り戻せなくなることがあります

よくよく心を澄ましてみると

異変というのは

相手の心や身体から出てきている症状にすぎず

その人の魂や純粋な心はどんなときにも変わることなく存在しているのです

だから異変に注目して

異変をなんとか消そうとするのではなく

「本来の純粋な存在そのものの尊厳」を思い出すことができれば

自然に……

人間本来の健やかな心と身体になるでしょう

「自分の存在そのもの」を無条件に愛し

「尊厳」をみてくれている存在からの愛が

「尊厳」を見いだすきっかけになる

「存在の尊厳」は

「ただ在ることに対しての無条件の愛」によってささえられている

そうかんじられました

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