山里に移住した。これまで。そして、これから。
- naoko-takemoto
- 2018年7月22日
- 読了時間: 5分
Mr.Childrenは、2014年の5月に所属事務所を独立し、代表の音楽プロデューサー小林武史氏と決別しました。
『足音〜Be Strong』は独立後、2014年11月19日にトイズファクトリーより発売されたMr.Childrenの35枚目のシングル。
足音 〜Be Strong
作詞・作曲 桜井和寿
新しい靴を履いた日は それだけで世界が違って見えた
昨日までと違った自分の足音が どこか嬉しくて
あてもなく隣の町まで 何も考えずしばらく歩いて
「こんなことも最近はしてなかったな…」 ってぼんやり思った
舗装された道を選んで 歩いていくだけ
そんな日々 だけど もうやめたいんだ
今日はそんな気がしてる
夢見てた未来は それほど離れちゃいない
また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!
時には灯りのない 寂しい夜が来たって
この足音を聞いてる 誰かがきっといる
疲れて歩けないんなら 立ち止まってしがみついていれば
地球は回っていって きっといい方向へ 僕らを運んでくれる
どんな人にだって 心折れそうな日はある
「もうダメだ」って 思えてきても大丈夫
もっと強くなっていける
今という時代は 言うほど悪くはない
また一歩 次の一歩 靴紐を結び直して
喜びを分かち合い 弱さを補い合い
大切な誰かと歩いていけるなら
もう怖がんないで 怯まないで 失敗なんかしたっていい
拒まないで 歪めないで 巻き起こってる
すべてのことを 真っ直ぐに受け止めたい
夢見てた未来は それほど離れちゃいない
また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!
例えば雨雲が 目の前を覆ったって また日差しを探して歩き出そう
時には灯りのない 孤独な夜が来たって
この足音を聞いてる 誰かがきっといる
* . ゜。: + * .゜ 。: + * .゜ 。: + * .゜ 。
『足音』を聴いていて思った
わたしは 敷かれたレールの上から降りた
まだ新しい靴は持ってない
だから裸足で歩きだした
たいせつな人と たいせつな道を歩いてゆけるから 一歩一歩がしあわせなんだ……と
昨年の4月に和歌山の山里に移住する前は、東京の古いマンションで暮らしていて、日当たりが悪く、空気は排気ガスやタイヤの粉塵で汚れていました。
しかも、都内は家賃が異常に高く、それに見合う収入を得ることは相当な努力が必要でした。
さらに次男のお産もあり、出費は増える一方に……。
夫がほとんど休日なしで真面目に働いた最低賃金の給料からも、税金は容赦なく徴収されていきます。
両親たちに経済的な援助をして頂いているお陰で、なんとか生きている現状でした。
これって、おかしくない?! 人間らしく生きるって、なんだろう?
なにかが、根本的にちがっている!
原発事故以来、考えていた西日本への移住が、このおかしな生活から解放される希望の道になっていきました。
夫が都内で開催されている移住促進セミナーに参加して、具体的な移住先などを検討し始めた頃のことです。
夫が 『まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく』 イケダ ハヤト 著 (幻冬舎新書) を購入しました。
内容に関しては、自分たちに参考になる点も、ならない点もありましたが、『まだ東京で消耗してるの?』というタイトルに強烈に反応していました。
「もう、東京で消耗している場合ではない!」
夫とふたりで言いました。
わたしたち夫婦は、それぞれに東京で沢山の体験をしてきたし、沢山のモノを得てきたのだけれど、まだ何かやり残したことがあるような気がしていました。 けれども、夫に出会い、息子たちを授かり、自己否定の観念をデトックスするにつれ、「相対的世界での物質的な豊かさや成功を手に入れることが、ほんとうの望みではなかったのだ」と感じるようになっていきました。
それと同時に、「人間にとって最も重要なのは、無条件の愛に基づいて生きることなのだ」とひしひしと感じられていきました。
東京は、相対的な成功や豊かさに憧れて、たくさん得て、たくさん認められて、たくさん消費する……という快楽を追求し続けるには最適な場所。
もし、一握りの勝ち組になるべく、心の豊かさを消耗して、成功できたとしたら…… 果たして、その時しあわせになるのでしょうか?
しあわせは、しあわせになるのではなく、今ここで感じるものだ…… と、心底わかった人から、競争社会の価値観の呪縛から解放されて自由になっていけます。
『まだ東京で消耗してるの?』という言葉は、心も身体もすり減らしている多くの人の心に一石を投じたのではないでしょうか。
わたしも、競争社会で勝ち組になることに執着しなくなったから、文字通り「必死に」東京にしがみついている理由はもうなくなっていたんだ……とはっきり自覚できました。
競争社会で戦い続ける人に、「負け組」と言われても、まったく自分の存在価値には関係のないことです。
他者からの評価に一喜一憂しながら生きるよりも、競争社会からドロップアウトして負け組になるところからこそ、新しい次元でのチャレンジを始められると感じています。
50歳にして、まったく新たな道に踏み出す夫を、世間は正気の沙汰ではないと思うかもしれない。
だけど、夫自身もわたしも、夫がここ熊野の山里で才能を開花させて、夢を実現できると信頼しています。
なぜなら、豊富な人生経験のなかで培ってきた洞察力、冷静かつ慎重にタイミングを見極める判断力と勇気、豊富な知識と知恵と技術、マインドコントロールできる高い精神力を身につけて来たから。
そして何よりも、尊敬に値する暖かいハートをもっていて、無条件の愛に基づいた無償の愛の行動力が半端ないから。
だいじょうぶ …夢みてた未来は それほど離れちゃいない…
自分の足音を踏み鳴らそう



2017年5月29日撮影
熊野川の川原を
はじめて踏みしめた日
誠 まこと 6歳8ヶ月
和人 あいと 1歳3ヶ月
蒸し暑い毎日が続きますね
皆さま ご自愛なさって 楽しい夏を過ごされますように☆彡
いつもありがとうございます♥
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竹本 直子の HP .。.:*✿
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